髪を抜くのがやめられない…抜毛症の負の連鎖を断ち切る3つの提案

抜毛症治療

髪を抜くのがやめられない、治したいけどどうしたらいいかわからない、家族や友人が抜毛症っぽいけどどのように接したらいいのかわからない…そんなお悩みありませんか?
ここでは抜毛症の人の心理と抜毛症から起こる負の連鎖を断ち切る方法について語っていきたいと思います。

抜毛症ってなに?

抜毛症についてウィキペディアにはこう定義されてます。

抜毛症とは正常な毛を引き抜いてしまう性癖によって脱毛斑が出現する精神障害。
抜毛癖(ばつもうへき)とも呼ばれ頭髪を引き抜く症例が目立つ

簡単に言うと自分の体毛を抜くことがやめられない症状です。
頭髪を抜く人が多いのですが、まつげ、まゆげ、体毛を抜くパターンの人もいます。

多くの場合、抜毛の症状を自覚していますが、本人の意識とは関係なく無自覚に毛を抜く人もいます。抜毛症は他人には理解されづらく、自分でもなぜこの行為にいたっているのか説明できないため、非常に孤独です。

なぜ毛を抜くの?

抜毛症の人が毛を抜く理由については諸説ありますが、多くの場合はストレスが関係しているのではないかと言われています。

ストレスをかんじたときまずあらわれるのは不安や怒りなどの感情変化です。

心の変化
  • イライラする
  • 気分が落ち込む
  • 家事や仕事がはかどらない
  • 強い不安感におそわれる

など

続いて動機や冷や汗、震えなど身体の変化があらわれます。

身体の変化
  • 体がだるい
  • 胸がドキドキする
  • 頭痛、めまいがおこる
  • 下痢、便秘などの体調不良

など

そしてそれらを紛らわせるために行動変化が現れます。

行動の変化
  • 暴飲暴食にはしる
  • 金遣いが荒くなった
  • 遅刻・欠勤の増加
  • 家に閉じこもるようになった

など

抜毛症の毛を抜く行為もこの行動変化に含まれます。

長年抜毛症に苦しんでいる人は

ストレスを感じる→毛を抜く→ストレス解消

という図式がしっかりと脳に刻まれているため、なかなか髪を抜きたい衝動を抑えることができません。

抜毛症でどんな問題が起こる?

数本抜くくらいならばさして問題はないのですが、長期間にわたって数十本、数百本と無理やり引き抜いていると抜いた部分が薄くなり毛がない部分が目立ってきます。
はげてくると周りから心配されますし、はげている自分に対して強い劣等感が生まれます。

「やめなければ」と思うのですが、髪がないことがストレスとなり、なかなかやめることができません。更に抜毛症の症状が加速していきます。

髪の毛を抜くのをやめたいけど、髪がないことでストレスがたまり、毛を抜く行為をやめられないのです。

抜毛症の負の連鎖を断ち切るにはどうしたらいい?

①ストレスの根源から離れ、自分を喜ばせる環境に身を置く

抜毛症の発症については複数の説がありますが、自分や周りの他の抜毛症の人をみるとストレスが引き金になっていることが多いように思えます。

ストレスの原因を探して、なるべくストレスを与える環境から離れましょう。
また、自分が何をしているときが楽しいのか考えてリストにしてみましょう。

楽しいことが見当たらなければ、「やりたいことリスト、行ってみたい場所」リストをつくるのがおすすめです。
ノートでもアプリでもかまいません。実行可能か不可能かも考えなくて大丈夫です。
書き出すことで自分がどういうときに楽しさを感じる人間なのかがわかってきます 。

どういう環境に身を置くのが自分を喜ばせるかを理解することで、対策をうつことができます。
辛い時はリストを見ると少し心が安らぎます。「辛い気持ち」ではなく、「楽しいこれから」に目を向ける癖をつけましょう。

②髪を抜く=ストレスから身を守るための防衛反応だととらえる

髪を抜くのをやめられないのはそれが手っ取り早いストレス解消方法だとあなたの身体が知っているからです。

髪を抜くのはストレスから身を守るための身体の防衛本能です。

抜毛症は髪を抜くとストレスが解消できると身体が知っているゆえに起きている脳のクセのようなものだととらえてください。

髪を抜きたい感情に流されないよう対策を練ることで、抜毛症は必ず改善できます。

ストレスと抜毛症の関係性と抜毛症克服法をこちらの記事にまとめたので、ぜひ読んでみてくださいね。

十数年抜毛症に苦しんだ私が抜毛症を克服した方法を解説します

2019年11月1日

③いきなり完治を目指さない。 抜毛症とのほどよいつきあい方を考える

抜毛症に限らず、やめたくてもやめられないことを突然やめようと思うことはストレスです。
毛を抜くことで発散できていたストレスは行き場をなくし、別の悪い症状を引き起こすかもしれません。

抜毛症も悪いことばかりではないのです。少なくとも抜いている最中はリラックスできるし、抜毛症ではないもっと悪い症状をおさえてくれているのかもしれません。

程度にもよりますが、抜毛症はなかなか完治させるのが難しいです。
頑張って抜くのをがまんしても毛が生えそろうには時間がかかるし、その間も変わらずストレスは降りかかってきます。

いきなりまったく毛を抜かない生活をはじめるのではなく、頻度を減らせるように日々工夫していくのがよいのではないかと思います。
そうすれば再発したときも対策をうつことができます。

抜毛症のことばかり考えるのではなく、ストレスから離れ、自分をリラックスできる環境下におくことが大事です。
そうすることで自然と抜毛症の頻度は減り、より毎日を過ごしやすくすることができるのではないかと思います。

抜毛症との上手なつきあいかたを見つけて、より楽しい毎日を送れるよう一緒にがんばりましょう!

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