何をやってもうまくいかない、頑張っても報われない、解決の兆しが全くなく何から手をつけていいのかわからない…つらいからついつい髪を抜いてしまう…
そんなときありませんか?
この記事では自分を立て直すための手順と最悪な心理状態から抜け出す方法について語っていこうと思います。
今はとてもつらい状況で何も手につかないかもしれません。
しかし、冷静に行動していれば、乗り越えられない不幸はありません。
これはきれいごとで言っているのではなく、本当にそうなんです。
「今は再浮上する前の一番つらい時期なのだ。今、できることは何だろう?何が必要でどういう行動をとるべきなのだろう?」と、冷静に分析し、自分を的確にコントロールして行動すれば解決の糸口は必ず見えてきます。
目次
やるべきタスクを減らし、今はメンタル回復を最優先に考えよう
勉強、仕事、家事など日常で抱えているタスクってたくさんありますよね。
それらのタスクの重要度を一時的に下げ、今は心を回復させることを最優先に考えましょう。
高すぎる理想を下降修正する
- 志望校のレベルを下げる
- 目標を下げて仕事の量を減らす
「〇〇せねば」をやめる
- 今日はこれくらいやらなければ
- これくらい達成しなきゃ
怒られても自分のペースを乱さない
怒られたり文句を言われてもすべてをそのまま受け取らずに、受け流すことも時には必要です。
「あなたが言うことは正しいけど、私は今メンタルを回復させることを最優先に行動しています。ゆくゆくはパフォーマンスをあげていくのであなたの言うことを右から左へ聞き流します。ごめんなさい。」と心の中で謝りましょう。
狡猾に思えるかもしれませんが、こういうしたたかさが身を救うこともあります。
もしかするとここまで読んで「私には目指しているものがあるんだ!人に迷惑をかけたり逃げるなんて嫌だ!」と考える人もいるかもしれませんね。
精神的につらい状態が続くと視野が狭くなり、パフォーマンスは確実に落ちます。
それでイライラして人に当たったり、体調を悪くして迷惑をかけるよりはいいと思いませんか?
これは逃げではありません。
「心を回復させ、パフォーマンスをあげるための戦略なのだ」と考えましょう。
心療内科の先生いわく、抜毛症は真面目で完璧主義の人が多いそうです。
0か100かという思考をやめて、「これでもなんとかなるんだ」という感覚をぜひつかんでほしいと思います。
身体の不調を疑う
気分が落ち込んでつらいとき、まず精神的な病を疑いがちですが、もしかしたらその不調は身体の不具合からきているのかもしれません。
- 睡眠時間は適切か
- 三食きちんとバランスよく食べているか
- 運動する習慣があるか
このあたりをまず最初に疑ってみましょう。
- 夜遅くに脂っこいものを食べた
- 水分摂取量が足りていない
- 糖質をとりすぎている
- 栄養素が偏っている
- 外に出ていない
- 日光を浴びていない(日光を浴びると睡眠のリズムが整います)
- 夜寝苦しくて睡眠が浅かった
些細な行動ですが、小さな悪い習慣がメンタルに大ダメージを与えていることが結構あります。「最近気分が落ち込んでつらいな…」と思ったら、身体に悪いことをしていないか思い返してみてください。
悪い習慣が改善されることで意外とすんなりメンタルが回復するかもしれません。
また、自分が自覚している悪い習慣とその改善方法はぜひ記録にとっておいてください。
その習慣が身体からのSOSのシグナルになっていることが多いからです。
悪い習慣は繰り返します。
つらいときどんな行動に走りやすいか知っておくことで「今自分は心が弱っているんだな」と自覚することができます。
ストレスを感じたとき、どういう不調になって表れやすいか、どう対処すると改善したかを知っておくと格段に生きやすくなります。
スマホをダラダラ見るのをやめる
一日の行動を振り返ってみてください。
SNSをダラダラ見てしまう、寝る前についついスマホゲームをやってしまう、など特に意味はないけどなんとなくスマホに時間を費やしていることはありませんか?
これが結構脳に負荷を与えているのです。
現代人が1日に触れる情報量は平安時代の一生分、江戸時代の1年分と言われています。
一方で人間の身体の仕組みは縄文時代からほとんど変わっていません。
技術の進歩に身体が追い付いていないのです。
自然の摂理からかけ離れた膨大な情報を脳は毎日処理しています。
その結果脳が疲れ果てて、疲れから逃れるために、目の前の短期的な欲求に目が向きやすくなってしまうのです。
ついつい食事を食べ過ぎてしまったり髪を抜きたくてたまらなくなってしまったり、目の前の欲求にとらわれやすくなっているときはスマホを置いて脳を休ませてあげましょう。
ボーっとする時間を意識的に作る
学生は勉強、社会人は仕事、家庭をもったら家事…といった風に日常はやるべきことであふれています
忙しいときほど身体と心がリフレッシュできるような時間が必要です。
脳も身体も使い続けていると疲労がたまってパフォーマンスが落ちていきます。
身体の不調は比較的気が付きやすいのですが、心の不調は表面上わかりづらいだけに、意外と放置しがちです。
何もしない時間というのは意識しないと作れないものです。
日常から離れて気持ちを落ち着かせるための時間を作るようにしましょう。
最悪な心理状態を好転させるためのきっかけを作ってみる
好きな本を眠る前に少しだけ読む、週末はケーキ屋さんでひとつケーキを買うなどささやかなことでOKです。
よい方向へ導く兆しを自分で作りましょう。
一度にすべてを解決するのは難しいかもしれませんが、できることををコツコツと積み重ねていくことですこしずついい方向に向かっていくはずです。
躊躇なく休み、遊ぶ
自分に問題があるうちは何をしてもダメ、そんな風に思っていませんか?
自分の課題と向き合うことだけが問題の解決方法ではありません。
問題を抱えたまま休んだり遊んだりしていいんです。
他から刺激を受けることで別の角度から問題を見ることができることもあります。
そもそも問題ですらなかったと気づくこともあるでしょう。
今の最優先事項はメンタルを回復させ、つらい気持ちを落ち着かせることがです。
忙しい、やるべきことがある、とやりたいことをやらずにいると心が死にます。
自分が何を望んでいるか、何が好きだったのかだんだんわからなくなっていきます。
好きなことをするのに罪悪感を感じなくていいんです。
休みたいときにはしっかり休み、やりたいことをやって、回復してからまた頑張りましょ。
とはいえ、遊ぶ元気があると思われるのが嫌だ、人の目が気になる、休むことに罪悪感がある、好きなことも見つからない。
そんな人も多いと思います。
そんな人は通信講座がおすすめです。
通信講座といえば資格や仕事のスキルアップを連想する人も多いと思うのですが、イラスト、料理、ヨガ、手芸、メンタルトレーニングなど特技を充実させる講座もたくさんあります。
趣味を広げるという意味合いで受講してみてはいかがでしょうか。
はたから見ていると勉強しているように見えるし、好きなことをしてスキルもつくので一石二鳥です。
- メンタル回復を最優先に考える
- やるべきタスクを減らす
- 身体の不調を疑う
- スマホをダラダラ見るのをやめる
- ボーっとする時間を意識的に作る
- 躊躇なく休み、遊ぶ
一人で考え込んでいても問題は解決しません。
行動に移して抜毛症を克服しましょう。
少しでもこの記事があなたの役に立ちますように。