十数年抜毛症に苦しんだ私が抜毛症を克服した方法を解説します

メンタル回復

この記事では、抜毛症の克服方法とストレスが心と身体を消耗させる仕組みについて解説します。

そもそもストレスはなぜ身体に悪いのか知っていますか?

まずは目に見えないストレスがどのように身体と心にダメージを与えるのか見ていきましょう。

ストレスってなに?

ストレスは元々機械工学の用語です。

指でボールを押したとき、ボールは元のかたちに戻ろうと反発する力がはたらきます。このときの指の力のような外部からの刺激のことをストレッサーと呼びます。

これを人間に置き換えて考えてみましょう。

ストレスを受けると、そのショックから、心身の機能は一時的に低下します。

心身の機能低下に対して人間が本来備え持っている防衛反応で心と身体が元の状態に戻ろうとする働きが体内で起こります。

一般的によく言われるストレスはさまざまな刺激によって、人の身体や心に変調が起こることをさしています。

ストレスを感じるとどんな変化がある?

ストレスをかんじたときまずあらわれるのは不安や怒り、失望などの感情変化です。

心の変化
  • イライラする
  • 気分が落ち込む
  • 家事や仕事がはかどらない
  • 強い不安感におそわれる

など

続いて動機や冷や汗、震えなどの身体反応があらわれます。

身体の変化
  • 体がだるい
  • 胸がドキドキする
  • 頭痛、めまいがおこる
  • 下痢、便秘などの体調不良

など

そしてそれらを紛らわせるために行動変化が現れます。

抜毛症の毛を抜く行為もこの行動変化に含まれます。
行動の変化
  • 暴飲暴食にはしる
  • 金遣いが荒くなった
  • 遅刻・欠勤の増加
  • 家に閉じこもるようになった

など

これらの症状の現れ方は人によりさまざまです。
体質・性格などにより症状のあらわれ方や程度の重さが異なります。

ストレスを感じたとき、身体はどう反応している?

次に、ストレスを感じたときの身体の反応を見ていきましょう。

ストレスは大脳を経て視床下部という部位で認知されます。

すると視床下部は、ストレスと戦うよう神経系と内分泌系に指令を送ります。

これを受けて神経系は呼吸や血圧を一定に保つよう、身体の器官にはたらきかけます。

また、内分泌系の作用で体内のホルモンバランスが一定に保たれ、内臓のはたらきや新陳代謝を活発にさせます。

これらのはたらきにより、免疫系も連動して作用し、全身の抵抗力が高まります。

このように、人間の身体にはストレスから健康を守るしくみが備わっています。

しかし、強いストレスはこのようなしくみを壊してしまうことがあります。

ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、視床下部が処理できる限界値を超え、神経系と内分泌系にうまく指令が伝わらなくなります。

全身のホルモンバランスに乱れが生じ、新陳代謝や内臓の働きが衰えます。
呼吸や血圧も不安定になり免疫が乱れることで身体の抵抗力が弱まります。

身体の調子が悪くなったことで視床下部の働きが更に衰え、身体も心もどんどん弱っていきます。

この状態が続くとうつ病、胃潰瘍、神経症など具体的な病気となり、さまざまな症状が現れます。

ストレスは目に見えませんが、このように確実に身体と心を蝕んでいるのです。

精神的な病は身体の反応と連動して発症するため、気合のみで治すことはできません。

精神が不安定なときに休養をとることが大事だと言われる理由はこういったところに起因します。

抜毛症も同じです。

「抜かないようにしよう!」と意思の力だけで止めることは難しいです。

髪を抜かないよう気をつけて抜毛症を克服できたとしても、ストレスの根本が解決できていなければ、うつ病、心身症など他の症状が現れるかもしれません。

まずはしっかりとストレスの原因を見つめなおし、ストレスをなくすために行動することが必要です。

ストレスは悪ではない

意外に思うかもしれませんが、ストレスは本来自分を守るための防御反応であり、生きていくために必要なものです。

危険が差し迫ったとき、ドキドキしたり焦燥感を感じることなくのんびり構えていたら身を守ることはできませんよね。

適度なストレスは人生のスパイスにもなります。

たとえば疲れを感じることは休息をとるサインとなります。

仕事や勉強、スポーツの試合などのストレスは目標に向かって努力したり、よりよい方法を考えたりすることで人間としての成長を促してくれます。

抜毛症が長期間続いている場合は思考・行動の癖を変える必要がある

抜毛症が長期間続いている場合、ストレスの根本が解決しても抜毛症が治らないことがあります。

ストレスを感じると髪を抜く、という行為が習慣づいてしまっているからです。

たとえば家庭環境が悪いことが原因で幼いころからずっと抜毛症の人がいたとします。 家を出て一人暮らしを始め、自分を脅かす強いストレスはなくなったとしましょう。

強いストレスはなくなりましたが、髪を抜くとストレスが和らぐことを身体が知っています。すると、ちょっとした小さなストレスでも手っ取り早く解決するために脳のクセで髪を抜いてしまうのです。

髪を抜くのをやめたいけどやめられない、この葛藤はここからきています。

髪を抜く行為はストレスから身を守る一つの手段であるととらえてください。

これを改善するためにはストレスを感じたら髪を抜くという思考のクセを自覚し、髪を抜かないよう行動するしかありません。

髪を抜きたいという感情に流されない

髪を抜きたくなったとき一瞬手を止めて、なぜ髪を抜きたくなったか考えましょう。

理由を紙やスマホのメモに書いてみるのも客観視できてよいです。

そうやって分析していると、髪を抜きたい自分がそれを客観視している自分に変化します。

すると、髪を抜きたい葛藤が少しづつおさまっていきます。

髪を抜かないための仕組みを考える

髪を抜きたい葛藤がおさまったら、髪を抜かないためにはどうしたらいいか、考えてみましょう。

抜毛症を克服する方法は次のとおりです。

  • ①髪を抜かないように頭や手に縛りを設ける
  • ②髪を抜きたくなるような環境を避ける
  • ③髪を抜く以外のストレス解消法を実践する
  • ④①~③を組み合わせて習慣化する

髪を抜かないように頭や手に縛りを設ける

髪を抜きたくなるならば、髪を抜きづらくなるよう頭や手に縛りを作ってしまいましょう。

例えば
  • 髪を帽子やバンダナで覆う
  • 手袋をはめる
  • ネイルをする
  • 指先に絆創膏を巻く

など

個人的には髪を覆って触れなくする方法がおすすめです。

手袋はスマホを触ったり日常の中で自然と外すシーンが多いため私は定着しませんでした。

帽子も悪くはないのですが夏は蒸れてかゆくなり頭がむずむずして髪を抜きたくなってしまうため、私はタオルで頭を覆い、海賊のように後ろでしばっています。

タオルを使用するならば、スポーツ用の大きいものがおすすめです。髪が長くてもしっかり包み込めるし外れません。

安く手に入るし簡単に洗えて衛生的なので髪を抜くのがやめられなくて困っている人はぜひ試してみてください。

髪を抜きたくなるような環境を作らない

髪を抜きたくなるときってある程度傾向が決まっているように思えます。

髪を抜いている場所・タイミング・時間を思い返してみてください。

なにか共通点はありませんか?

いつも髪を抜いている場所・タイミング・時間・気持ちは同じじゃありませんか?

習慣化された抜毛症を防ぐには、髪を抜きたくなる環境を避けるのが一番です。

自分の部屋で勉強しているときに抜きたくなるなら、別の場所で勉強する。

テレビを見ているときに抜きたくなるならテレビを見ない。

行動を変えることで髪を抜きたくなる衝動を防ぎましょう。

髪を抜く以外のストレス解消法を実践する

ストレスを感じたときの対処法を、髪を抜く以外のものに置き換えましょう。

自分がやりやすくてリラックスできるものであればなんでもOKです。

状況に応じて具体的に色々試してみてください。

例えば
  • 会社でストレスを感じたとき…コーヒーを飲む、たばこを吸う
  • 学校でストレスを感じたとき…飴を食べる、ガムを噛む
  • 会議中、会話中など身動きが取れないタイミングでストレスを感じたとき…深呼吸する、周りの風景を観察して気を紛らわせる、絵を描く
  • 家で勉強中にストレスを感じたとき…散歩に行く、しっかりめに休憩をとる
  • 嫌なことを思い出してストレスを感じたとき…好きな音楽を聞く、オーディオブックを聞く

など

ネガティブな思考を手っ取り早く解決したいならオーディオブックがおすすめ

過去の失敗を何度も思い出し落ち込んでしまう。
嫌なことを手っ取り早く忘れたい…

そんなときはオーディオブックを聞くのがおすすめです。

オーディオブックは声優さんが朗読した音声コンテンツを聞けるサービスです。

最新のベストセラー作品から自己啓発系、古典的名著などさまざまな作品が収録されています。

おすすめのジャンルは小説などのストーリーものです。

話の筋を追う必要があるため、自然に嫌な思考をシャットアウトできます。

youtubeなどの動画サービスと違い広告も入らず世界観に没頭できるしスマホにインストールすれば外出中も利用できます。

忙しくしていても耳は意外と空いているもの。ちょっとした家事の隙間時間や通勤中の勉強用ツールとしても優秀です。

雑念の多い現代人にぴったりの娯楽だと思います。

①~③を組み合わせて習慣化する

抜毛症克服に向けて目標を立て、寝る前に振り返りをおこなうとよいです。

1日または1週間程度の短いスパンで目標を決め、振り返りをおこなう。

その振り返りを元に次の目標をたて実行に移す…という風に達成度を見て目標を決めましょう。

ポイントは簡単に達成できるような小さな目標をたてることです。

例えば
  • 家で勉強中は帽子をかぶる
  • 髪を抜きたくなった時感情を書き出せるよう、メモ帳を常に持ち歩く
  • など

最初から

髪を抜かない !!

など大きすぎる目標を立てると達成するのが難しく達成感が得られないため、だんだんやらなくなってしまいます。

でも帽子をかぶる、メモ帳を持ち歩くだけならできそうな気がしませんか?

「髪を抜かない」というところに意識を向けるのではなく、抜毛症の衝動を回避するための道すじを作ることに目をむけてみましょう。

自分にあった目標をたて、振り返りをおこなうことで意識的に行動を変えることができます。

目標を達成することで自己肯定感もあがるし、抜毛症克服に向かって歩いている前進感が味わえます。

ここに書いてある内容にこだわらず、自分に合ったものを探してみてくださいね。

必ずしも抜毛症を克服する必要はない

抜毛症を克服するまでの道筋は短くありません。

なんといっても髪を抜かない状態を継続させることが難しい。

髪を抜かないよう頑張っても、1か月に生えてくる髪の長さはよく見つもって1センチ程度です。

生えそろうまで半年から1年は見ておいた方がいいでしょう。

幸いなことに今は薄毛を隠すグッズがたくさん出ています。

まずおすすめしたいのが増毛ウィッグ。

地毛の根元1本1本に人口毛をくくりつけることで、毛量を多く見せられます。

地毛の色に合わせて1本1本取り付けるため仕上がりがとても自然です。

まず他人にはバレません。

フルウィッグと違い、取り外しの必要もなく、お風呂やプールも気にせず入れます。

地毛を活用して自分の好きな髪型を楽しめます。

私はアートネイチャーでカウンセリングを受け増毛ウィッグを体験したのですが、十数年ぶりにしっかりと髪が生えている自分の姿を見て涙が止まりませんでした。

今ならカウンセリングと増毛ウィッグの体験が無料でできるようなのでぜひ皆さんも体験してみてください。

レディースアートネイチャー

次におすすめしたいのが増毛パウダー。

こちらは頭皮に髪色のパウダーをふりかけることで、髪の薄さをカバーできます。

増毛パウダーの素晴らしいところはなんといっても手軽です。

出かける前に頭皮パウダーを振りかけるだけで増毛できるという簡単さ。

私が学生の時はこんな便利グッズはなかったので黒の油性ペンで頭皮を塗っていました… あの頃の自分に教えてあげたい…

仕上がりも自然です。多少の雨風では崩れません。

私は増毛パウダーだとわかりづらいパッケージで、髪色のバリエーションが多いこちらの商品を使用しています。

私は部分的にしか使用していないため、1本で半年くらいもちます。

サザエさんの波平さんレベルで髪がない場合はちょっと厳しいかもしれませんが、部分的に髪が薄い人、分け目の白さが気になる人にはぜひ試しいただきたいです。

まとめ

  • ストレスは心と身体にダメージを与える
  • 精神的な病は意思の力では治せない
  • 抜毛症が長期間続いている場合は思考・行動の癖を変える必要がある
  • 髪を抜きたいという感情に流されない
  • 抜毛症を克服しなくても増毛ウィッグや増毛パウダーで薄毛を隠せる

抜毛症に苦しんだ人間として、有効だった考え方と実践的な克服方法を私なりにお伝えいたしましたがいかがでしたでしょうか。

なかなか理解者が少ない抜毛症ですが、少しでも苦しむ人が減ってほしいと考えまとめました。

他にもストレスや抜毛症に関する記事をアップしていますのでよかったらのぞいてみてくださいね。

レディースアートネイチャー